誕生、入学、成人、就職、結婚、出産、還暦など
人生の節目となるさまざまなイベントごとの贈り物のしきたりとマナーをご紹介します
誕生、入学、成人、就職、結婚、出産、還暦など、一生の中でさまざまなイベントが訪れます。
贈り物に縁起物として「のし」を付ける日本特有の美しき習慣で、
大切な方へ気持ちを伝えてみてはいかがでしょうか。
「のし」の由来
古来、長寿をもたらす食べ物とされていたアワビを薄く「伸(の)し」て乾燥させたもの(のしあわび)を、縁起物として贈り物に添えたのが始まりと言われています。
アワビ以外のものが贈答品に用いられるようになっても、その名残として現在の簡略化されたのしを付ける風習に変化したと考えられています。
のし、水引、表書き、名入れとは?
のし
のし袋やのし紙の右上についているものです。祝儀にだけ使います。
水引
水引は、贈り物を結ぶ紐です。繰り返し祝いたいこと(例:出産、入学など)には蝶結びに、一度きりでよいこと(例:結婚、病気見舞い)には結び切りを使います。
表書き
熨斗紙の上段(水引の上)に書く、贈り物を贈る目的のことを指します。(例:「御結婚御祝」「内祝」など)
名入れ
名入れには、贈り主様の姓名のフルネームを入れます。贈り先様(お届け先)のお名前ではございませんのでご注意下さい。出産内祝いの場合は、生まれた子供の「苗字を除いた名前のみ」を記入するのが一般的です。
のしが付かない場合
のしが付かない場合は、「のし紙」ではなく「掛紙」と呼びます。
紅白結び切り【のし無し】の主な用途:病気、怪我のお見舞い
黒白結び切り【のし無し】の主な用途:仏式葬儀、年忌法要など
水引について
結び方の種類
大きく分けると、「何度あってもよいこと」と「一度きりであるべきこと」の2種類があります。
蝶結び
何度でも結びなおせることから、何度あってもうれしいことに使用します。出産や進学、お中元、お歳暮など、一般的なお祝い事は蝶結びになります。
結び切り
一度結ぶと引っ張ってもほどけないことから、重ねて起きては困る場合に用います。
二度と起きてほしくないお悔やみ全般には、黒白を使用します。(色は地域で異なることもあります)お祝い事ではないので、のしはつけません。
表書きについて
贈るとき | お返しのとき | ||||
---|---|---|---|---|---|
表書き | 水引き | 表書き | 水引き | ||
お祝い | 結婚 | 寿、御祝 | 紅白結び切り | 内祝、御礼 | 紅白結び切り |
結婚記念 | 御祝 | 紅白蝶結び | 内祝 | 紅白蝶結び | |
長寿祝い | 寿、御 | 紅白蝶結び | 内祝 | 紅白蝶結び | |
出産 | 寿、御出産祝、御祝 | 紅白蝶結び | 出産内祝、内祝 | 紅白蝶結び | |
進入学 | 御祝、御入学祝、御卒業祝 | 紅白蝶結び | 内祝 | 紅白蝶結び | |
一般の祝 | 御祝 | 紅白蝶結び | 内祝 | 紅白蝶結び | |
お見舞い | 病気見舞 | 御見舞 | 紅白結び切り、 或いはなし |
快気祝、内祝 | 紅白結び切り |
災害見舞 | 御見舞 | 紅白結び切り、 或いはなし |
御礼 | 紅白蝶結び | |
弔事 | お悔やみ | 御仏前 | 黒白または黄白 結び切り |
志、満中陰志 | 黒白または黄白 結び切り |
御霊前、御供、御供養 |
表書き | 水引 | |||
---|---|---|---|---|
季節の進物 | 迎春 | 御年賀、御年始 | 紅白蝶結び | |
中元 | 御中元 | 紅白蝶結び | ||
歳暮 | 御歳暮 | 紅白蝶結び | ||
暑中見舞 | 暑中見舞、暑中伺い | 紅白蝶結び | ||
寒中見舞 | 寒中見舞、寒中伺い | 紅白蝶結び | ||
一般の進物 | 手みやげ | 粗品 | 紅白蝶結び | |
謝礼 | 御礼、寸志 | 紅白蝶結び | ||
餞別 | 御餞別 | 紅白蝶結び |
Utsuwa Marcheでの
「のし・表書き・名入れ」
の選び方
「のし・表書き・名入れ」
の選び方
「のし・表書き・名入れ」対応可・不可の商品がございます。
各商品画面にて「のし・表書き」に対応しているかをご確認の上、ご購入前に「表書き」をご選択ください。
(「水引」は「表書き」の内容に合わせてお付けいたします)
「名入れ」対応可の商品の場合、以下のような入力箇所がございますので、御名前をご入力ください。
- 贈答マナーのしきたりには諸説あり、また、地域・時代・慣習・商品によって異なる場合がございます。
- のし紙の表書きは代表的なものを記載しています。
- メーカーや商品ごとに、のしのデザインや色味等は異なります。上記のし画像はイメージとなります。